フエ1日目(その1) ベトナム列車の旅、ブルーベリースムージーとチーズケーキ、旗信号の鉄道員

1月5日、フエ1日目。

前日までに調べておいた情報をもとに、ダナン駅からフエまで列車で移動する。
ホテルからダナン駅までは路線バス12番で移動するので、早朝にチェックアウトしてバス停に向かって歩いていたら、後ろから12番バスが来て追い越されてしまった。

1本逃すと20分以上は待つので、バス停まで懸命に走ったところ、バスの運転手は発車しないでバス停で停まって待っていてくれた。

相変わらず行商人のオバさんしか乗っておらず、オバさんたちは走って乗ってきて息切れしている観光客の姿を見てニヤニヤ。

考えてみれば、ベトナム人が走っている姿を見たことがない。

走って息切れしている人間を見るのは滅多にないことなのだろう。

当初の予定通り、乗りたい列車の出発時刻2時間前に駅に到着。
スマホでベトナム鉄道のサイトを開き、当日の列車の予約画面を出す。

下の画像はダナン10:03発-フエ12:58着の列車の座席の空き状況である。

ダナン フエ 「ベトナム鉄道」サイトの空席情報の画面

「ベトナム鉄道」サイトの空席情報の画面

赤が空き座席、白が売約済みなので、日本人の感覚とは逆になっている。
更に言うと、この列車の進行方向は、図解からはどう見ても右だが、実際には左なのである。
事前に丹念に調べなければ気づかない情報だ。

ネット情報では、進行方向の左側が絶景が見られて良いとのことだったので、左側最後列の64番の座席を取ることに決め、この画面を窓口で見せて希望を伝える。
すると、あっさりと了承。
窓口にいるのは、いかにも社会主義国の役人といった雰囲気の職員なので、これは面倒なことになるかもも覚悟していたが。

ベトナム鉄道 フエ行き切符 ダナン駅で切符を買った際のレシート

ダナン駅で切符を買った際のレシート

チケット(86,000VND)を購入後、しつこく絡んでくるバイタクだか物売りだか分からないオッサンを振り切り、事前に調べておいた駅近くの”The Coffee House”まで歩いて移動して時間を潰す。

これも予定していた旅のプランの一部で、外国人が集まる駅の周辺にはウザいオッサンが大勢いるので、余った時間を快適に過ごせるシェルターは必須だ。

ダナン駅近くの"The Coffee House"の店内客席の様子

ダナン駅近くの”The Coffee House”の店内客席の様子

ダナン駅近くの"The Coffee House"の店内 2階席がある店舗が多い

ダナン駅近くの”The Coffee House”の店内 2階席がある店舗が多い

ダナン駅近くの"The Coffee House"の店内 内装は日本のカフェより豪華

ダナン駅近くの”The Coffee House”の店内 コーヒー豆の良さを分かりやすく主張

ダナン駅近くの"The Coffee House" ブルーベリースムージーとチーズケーキ

ダナン駅近くの”The Coffee House” ブルーベリースムージーとチーズケーキ

ダナン駅近くの"The Coffee House" ブルーベリースムージーとチーズケーキのレシート

ダナン駅近くの”The Coffee House” ブルーベリースムージーとチーズケーキのレシート

ブルーベリースムージー59,000VND(295円)、チーズケーキ29,000VND(145円)。

今回はスムージーだけでなく朝食も兼ねてチーズケーキも注文してみた。

チーズケーキに高級感はないが、まあ悪くない味だ。
これが店内で145円というのは高コスパである。

今までに利用したこのコーヒーチェーン店”The Coffee House”では、飲み物だけ注文すると必ず「ご一緒にケーキはいかがですか?」みたいなアップセルの一言が必ず付いてきていたが、これなら素直に注文しておけばよかったと思った。
概してベトナムではコーヒーの値段は高めで、パンやケーキの値段は低めである。

店内を見渡すと、客はいかにも富裕層という雰囲気のベトナム人の親子ばかり(トロフィーワイフと赤ん坊、有閑マダムとその娘みたいな)である。
日本語でいうところの富裕層というより富豪に近いかもしれない。

発車時刻の20分前に”The Coffee House”を出て駅に向かった。
駅に着くと、列車はちょうど到着したばかりの様子で、降車客が駅の出口からあふれ出ていた。

ゲートが二重になっているので画像からは分かりにくいが、奥の青いのが車両である。

ダナン駅の出入り口(改札口) 奥にフエ行き列車が停車中 

ダナン駅の出入り口(改札口) 奥にフエ行き列車が停車中

ダナン駅の構内で停車中のフエ行き列車 線路をまたいで移動して乗車する

ダナン駅の構内で停車中のフエ行き列車 線路をまたいで移動して乗り込む

日本で言うところの駅のホームはなく、レールが敷設されている地面から各車両のステップを登って乗り込む。

ダナン駅 フエ行き列車の車内を64番座席から撮影

フエ行き列車の車内を64番座席から撮影

後ろから3両目の車両、最後列の右の窓側が今回予約した座席で、着席後に車内の様子を撮った。
旅行者とローカル客が半々で、意外なことに旅行者の大半は西洋人で、韓国人はほとんど見かけなかった。
韓国人軍団はツアー客なので、おそらくバスで移動するのだろう。

上の写真からは分かりにくいが、この車両の前半分は座席が後ろ向きになっている。

つまり進行方向の後ろ向きに座り、車窓の風景は海辺や岸壁ではなく農村の水牛ということになる。

西洋人観光客の好みからして、わざとあの座席を選んだとは考えにくい。
日本語のほうが英語よりも情報が充実している場合もあるのだなと感心した。

車窓の風景は以下のようなものだった。

ダナンーフエ間の車窓風景 入り江に漁船が停泊している

ダナンーフエ間の車窓風景 入り江に漁船が停泊している

画像からは分かりにくいが、沖合には漁船が停泊しており、平地には漁村がある。
電気は通っているだろうが、ガスや水道はない暮らしと思われる。

ダナンーフエ間の車窓風景

ダナンーフエ間の車窓風景

個人的な好みとしては、海岸沿いの絶景よりも農村の水牛の方を見てみたいと思った。
こういうところは、さすがにネット情報からは分からない。
ネット情報は実際に経験した人のナマの情報なので、非常に使い勝手がいいが、その人の主観も混じっているのだ。

線路沿いには信号が設置されておらず、一定間隔で設置された掘っ立て小屋に常駐している鉄道員が旗信号を掲げていた。
風景よりも、21世紀になってこんな山奥に掘っ立て小屋を建てて旗信号のために鉄道員を一人一人配置していることの方にびっくりだ。

ベトナムが社会主義国家であることを改めて感じさせる光景だ。

長くなったので、この日は2編に分ける。

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